2025年01月31日
中容量~大容量まで幅広いレンジをカバーした双方向電源で、さまざまなフィールドの試験に対応!さらに高電圧800V~1500Vまでサポート!!
・業界トップクラスのノイズ抑制と高効率化を実現
・省スペース化と大容量化を両立
・周囲温度50℃でのフルパワー運転や2年間の製品保証と高い耐久性
・直列L(80V)3台、H(800V)2台/並列10台で20台をサポート、最大360kWを提供
・異なる電力容量でも並列接続の増設ができ、高い柔軟性を実現
・回生時のエネルギーを電力系統に戻せる為、設備コスト削減に貢献
・USBポート利用による電源単体の長時間パターン運転を提供
※詳細な製品情報は型式をクリックください
項目 | 仕様 | |||
型式 | RZ-XA-6k-H | RZ-XA-12k-H | RZ-XA-18k-H | |
出力仕様 | 定格出力電圧 | 800V | ||
定格出力電流 | ±22.5A | ±45A | ±67.5A | |
定格出力電力 | ±6kW | ±12kW | ±18kW | |
スルーレート | 電圧スルーレート設定範囲 | 1.6V/ms~30.0V/ms | 1.6V/ms~30.0V/ms | 1.6V/ms~30.0V/ms |
電流スルーレート設定範囲 | 0.023A/ms~10.000A/ms | 0.045A/ms~20.000A/ms | 0.068A/ms~30.000A/ms | |
動作電源 | AC180V~AC242V 単相 50Hz/60Hz | AC180V~AC242V 3相 50Hz/60Hz | ||
外形寸法(突起物含まず) | 445.0mm(W)x 140.2mm(H)x 828.2mm(D) | |||
質量 | 35㎏ | 45㎏ | 55㎏ |
①直流安定化電源という基本に忠実な設計思想
シンプルをコンセプトに安定化電源に求められている出力の高安定化に重要な過渡応答性の他、ノイズ抑制など業界トップクラスを実現しました。
②省スペース
本体の高さを従来機種(RZ-X 10kW)と比べ約60%削減し出力電力を10kW→18kWと1.8倍の出力容量を実現しました。これにより、ラック実装時の省スペース化が図れ、かつ出力容量UPも可能となります。
③高信頼性、耐久性
周囲温度50℃時のフルパワー運転や2年間の製品保証など、高い耐久性を提供します。
④双方向直流電源
電力供給(力行)+電力吸収(回生)機能を併せ持つ双方向の直流安定化電源です。バッテリの模擬他、双方向に電力を流す試験にご利用できます。
⑤電力回生技術
吸収した電力を電力系統で再利用し、電力使用量の抑制、放熱用設備のコスト削減を実現、カーボンニュートラルに貢献します。
⑥ズーム機能
最大電力の範囲で出力電圧と出力電流を可変が可能です。
⑦フレキシブル接続 直列接続 H(800V)2台/並列接続10台をサポート
直並列接続により最大電力360kWまで出力が可能(RZ-XA-18kーH 20台構成時)また、並列接続のみ同一電圧帯機種(RZ-XA-6k-H/12k-H/18k-H)での混在接続が可能です。
⑧直並列接続の自動認識により容量UPを容易に実現
直並列ケーブル(オプション)で接続することにより、直列/並列接続状態と台数を自動認識し、マスタ機より複数のRZ-XAを一括してコントロールすることができます。
⑨可変スルーレート機能
定電圧(CV)動作や定電流(CC)動作による上昇率、下降率を独立設定し、変化させることができ、オーバーシュートなどのような急激な変化を抑制したり、徐々に可変させた場合の評価など、さまざまなシーンでご利用できます。
⑩USBメモリ パターン運転
本体内メモリによる単体のパターン運転(5行)の他、USBメモリ接続によるパターン運転(700万行)をサポートしました。これにより、PCなどの周辺機器不要で、長時間の評価試験(例:100msx700万行の場合約194時間)などにご利用できます。また、複数のUSBメモリにそれぞれ異なる試験データを準備しておくことにより、USBメモリを差し替えることで、異なる試験を簡単に切り替えて行うことができます。
⑪最新ファームウェアの提供
USBポートを利用したファームウェアのバージョンアップ(※1)の他、WEBサーバ機能により、WEBブラウザ(※2)を利用し、LAN経由でのバージョンアップ(※1)ができますので、お客様が常に新しいファームウェアにアップデートしてご利用になれます。
※1:ファームウェアのバージョンアップが発生した場合は、弊社WEBサイトにて公開をいたします。
※2:推奨するWEBブラウザは、Microsoft Edge
⑫操作性向上
操作をタッチパネルとダイヤルの2つに集約(出力ON/OFFボタンを除く)したことで、操作性、視認性を大きく向上しました。
⑬WEBサーバ機能
WEBサーバ機能を搭載しているため、ネットワーク上のPCなどのWEBブラウザから電源本体にアクセスできる環境であれば、どこからでも電源本体内にログインし、設定、出力制御、パターン運転制御、出力モニタ、稼働時間等の装置情報など、実行可能です。
⑭メール通知機能
SMTPをサポートしており、SMTPサーバとメールが受信できる環境であれば、モバイル、PCなどの端末で本体のアラーム通知(※)を受信でき、装置の異常状態を常に把握することができます。
※:主なアラームは、過電圧、過電流、過電力、過温度、直並列ケーブルの通信異常 他
⑮内部抵抗可変機能
内部抵抗可変機能は、電池に近い出力特性を再現できます。
注意:直線的な動作に限ります。過渡的な現象の近似には適しません。
⑯安全性
過電圧・過電流・過温度の検出、その他アラーム検出やアラーム履歴、画面ロックの他、エマージェンシーボックス(オプション)をサポートしています。
⑰保守性
装置稼働の累積時間を本体内に蓄積し、前面モニタで確認できます。これにより、機器の保守・点検時期や部品(FAN、コンデンサ、消耗品)交換時期の目安をつけることができ、長期にわたって、電源を安全にお使いいただくことができます。
⑱その他
ファン騒音抑制機能などを標準装備。